2006年07月
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›1 19, 2005
平成9〜15年 No.3
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B
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- 病のため七十日休み 久しぶりに歩けば全身にハチに刺されたように こたえる散歩道
- 高いびき 歩きづかれたのか ベンチで妻のひざ枕 暖かい散歩道
- 時代遅れのボートも乗る人なし ボートもあくびしているようだ 昔は、湖面が賑わったのに 今は、金の出さぬ水鳥ばかり
- 子ども二人 坂道を全速力で自転車で登って行く 後は、寝て空を見る 散歩道
- 子は親の手を引っ張る 親は子の手を引っ張る 中に入るすき間かぜ
- 太平洋炭坑 消えしも 春採湖は生きる 灯火は消えつつ 民の母なり
- 妻の父 死して三十九年目 オハギの豆の数より多し 今日は、二月十三日
- 妻は日赤のボランティアに若妻の顔で出かけて行く 後ろ姿は七十一才 心は若い
- 妻の母死して二年半 手を合わす 母に祈る 今日は、四月四日
- 床屋のおやじは六十才で死す 若かった 我は、おやじの残りの分まで生きようと心に刻む 散歩道
- 春採湖のサクラは、まだ咲かず 五月の風にうたれてタンポポの花が首を振っている 散歩道
- 今日は、石碑に手を合わす人なし 下を見ると アリがせっせと巣づくり 石碑を守る 散歩道
- 大国島近く見入る 歩こう会 厚岸の町も一列に白く見える 霧の中
- ジジ・ババに手を引かれ 孫は満面の笑顔 ジジ・ババもひざ日を受けて幸なり
- コスモスの種を手に取って見ると 一輪の花に手も出せず 散歩道
- 今日は、勤労感謝の日 家族サービスでクタクタのお父さん 感謝 感謝の子供達!