2006年07月
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›10 22, 2004
平成8年1月分
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B
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- 小木の枝 寒そうに 雪よ 氷よ 溶けよと 呼びかけている 春採湖
- 湖面の白雪に キツネか杖の足跡 直線に 我も渡りし 65キロなり
- コトコトと 湖岸を走る 石岩車 今日も明日も 聞いている 春採湖
- うすら光に 雪湖は 静まりかり 何を語ろうとしているのだろう
- 白雪の 湖 氷り溶けり 半透明に 体だるし まだ淋しい
- 一月の雪 無数の鳥の足跡 孫の顔を思う ちぢの涙
- 白雪に 鳥の足跡 無数にあり 我 やすらぎ思ふ
- 湖面に 横なぐり降る小雪 大きな白い山を作る 汗が出た
- 湖面に住む モガモ淋しく鳴きながら 枝から枝へと 春をまつ
- 湖は白く 住む所もなし 枝から枝へと呼ぶ 雌ガモ
- 雪に見る雑林の姿 長くなり 短くなり 我の人生を思う
- 湖の散歩道 点々と 黒白の 二人づれ 肩を寄せ合う 夫婦組
- だらだら坂道 登りおりて 七十の年を感じる
- 石炭車 短い鉄橋通り過ぎる 残るは 昔のオモチャの音
- 湖面の山 少しずつ高く成り 足を止め 手を合わせる
- 湖岸を走るガタゴトに 手をふれば 前後の機関車の汽笛が 我にこたえる
- 湖岸の地蔵の頭に白雪 胸に赤いよだれかけ 今日も人の幸を祈る
- 雪の散歩みち 黄・赤のラック着た 子供達振り返り 親を手まねく
- 散歩みち若き青年 ランニング 吐く息も 湖面よりまだ白い
- 白い湖を 高く丸く廻る タカ一羽 泣く声も まだ淋しい
- チャランゲーチャシは 昔はアイヌの砦 今は地蔵の守る森
- 雪をかぶり森林の S型道路 そこに急ぐ ツートンカラーのクルマ
- 通り合う雪の散歩みち 老夫婦まん丸と着込んで 下を見て歩く
- すいすいと滑る 赤・紫・緑姿 声高く 目がまぶしい
- 岸辺の枯よし 頭に綿帽子を付け 風を受けて 影を写す
- 綿雪をかぶりし地蔵 一輪あげし 地蔵を祈る 老夫婦
- 散歩木橋に またも降りし一月の雪 歩くたびにギューギュと鳴る音に身がしまる
- 雪積もりし散歩みち 先になったり 後になったり つつましい夫婦組
- 散歩みち 落ちていたチリ紙を 二羽のカラス 奪い合い
- 地蔵に手を合わす 頬に冷たい粉雪 つらし
- 地蔵 毎日 雪・雨・風を受け たえている 我帰る家あり 幸せなり
- 地蔵に夫婦揃って 手を合わす 何を祈っているのか 我も手を合わす
- 向いの散歩みち 一人二人と 頭を下げてもくもくと 歩くのみ
- すれちがう散歩みち 杖にしばられて 横になって 歩くひと
- 妻は ハワイに旅立つ 我は白い湖面に 手を合わすのみ
- 散歩みち 立ち止まればピュ−ピュ−と音をたてて 足元を粉雪が 通り過ぎて行く
- 明日まで湖面は 白い銀世界 ゆうべの強風で湖面は 雪模様
- 小学校の体育館 今日は休み 淋しげに月曜日をまつ
- 地蔵にあげし 寸志 今日はだれしが 集金していったのかしら
- チランゲー台の地蔵横に並んで 陽に照らされても 一月の影
- 老夫婦歩くスキーで 夫はストックを振って妻をまつ 妻もストックを振って答える
- 地蔵に向かって写真を撮る 後は自然と 頭が下がるのみ
- 今日は風強く 粉雪は横なぐり 今日は一人も出会わない 一月末の散歩みち
- 散歩みち だれしがかけし赤い首巻き 強風のため横を向いている
- 一月の終わり 灰色の雲の切れ間から 少しの光り受けて 湖面にまだらな影を残す