2006年07月
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›11 08, 2004
平成8年3月分
Category:
B
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- もがもの夫婦は 小さな水たまりで 食を採りたし 食は無し かもめ夫婦は 水を飲んで 空を見上げる
- 二色の石炭車 今日も走り続ける あと何年続くのかしら 心淋しい 曇りの日
- 二匹の犬に 引かれて行く老夫婦 共に汗をかく 散歩道
- 昔は波高く 砂浜なり 今は、人口浜 波低し 陸に揚がりし小舟 春をまつ
- 昆布畑 昔は流氷が人を助け 今は、機械とカヤクで 人を助ける
- 今日は雛祭 北風冷たく 氷は解けじ 淋しい春採湖
- 氷解けじ 北風さけて ヨシの中 水鳥九羽 春をまつ
- 三月のぼた雪 足はだるし あごは出るし 散歩道
- まだ降りし雪は 湖面を白くし トビは鳴きながら 空を舞う
- 太陽の光強く 北風はつめたく 彼岸は目の前なりしも 湖面はいまだ雪の野原 春採湖
- 飛行機雲 長〜く 長〜く 流れて行く 青空の春採湖
- 道端に点々と 投げ棄ててある 空き缶 今は資源の宝
- 人工のレンガ道 浅く積もりし雪 三月の陽を受けて 輝きながら 解けて行く
- 濃霧の春採湖 時折、湖面を照らす陽の光 灯台の霧笛が遠くに聞こえる 春は近くまで来ている
- 生活用水 濁った色 海に流れて 人は首をひねる
- 三月のぼた雪 小枝にぼったと着く 雛人形のように美しいく
- 灯台の濃笛 ポァー ポァーと 岬にこだまし 春の夜霧をまつ
- 一組の夫婦 肩をならべて 今よりも あの世までの二人の散歩道
- 北雪におされながら 下る友愛の散歩道 まだ彼岸中
- 老夫婦 共に立ち止まり 腰をたたき合う 散歩道
- 一歩二歩 一歩二歩と 散歩する老人は あの世まで続く 宿命の道
- 雪の谷を駆けおりて行く ちょっと待て そこは危ない 若者よ
- ワィーワィーガヤガヤと 園児を乗せて走る赤・黒の汽車バス 雪をかぶって今日はお休み 明日は出番をまつ
- 毎日通る散歩道 変化なしやと見れば 道端に緑の芽が顔を出し春を 呼んでいる
- 散歩する老夫婦 頭から足の先まで同じ色 愛を感じる あの世まで あのスタイルで行くのかしら
- 白雪は解け 透明の氷になり ハクセキレイはヨシにとまり チュチュンチューと 春を呼んでいる
- 夫婦カモ 我に近づくが 餌をやりたし 餌はなし 仲の良いカモに あてられぱなし