2006年07月
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›11 21, 2004
平成8年6月分
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B
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- 鱗(うろこ)のような水面を 小鳥は水平に飛んで行く 野は若葉色 我の心の色は空色
- 六月の風は心と頬を優しくうつ 身体は満風につつまれくる
- ボート屋のおばさん 赤顔で背を丸くして客を呼ぶ声 湖に若々しく響き渡る
- 湖の小鳥 雌鳥を追う雄鳥は愛に夢中 我の1メートル近くまで 我とっさに腰を落す
- 南より迷いし鳥一羽 今日も湖岸の草原にたたづむ 今から秋が心配
- 六月の中旬だと言うのに カッコー カッコーと鳴く声 春採湖にこだまする 湖面は鱗(うろこ)模様
- 散歩道 緑にうまって人の頭が動いて行く 春採湖も六月中旬
- フナも紅くなって恋の時期 尾を合わし体をすり合わしている ベンチにも若い恋人 当てられぱなし 散歩道
- 点々と水遊びしているオオパン 風は南風 波はさざ波 水鳥は幸のまっただなか
- 木・草のびる春採湖 隠れては見える 緑の散歩道
- イタドリ二・三メートルに延び 我をつつむ 葉の先まで緑の色 奥ふかく包む
- 湖面はどんより 草は若草色より少し濃い緑 空はマリンブルー 鳥の姿なし風は淋しく すずしい春採湖
- 散歩道 半袖シャツの若人 歌を唄いながら通り過ぎる 風は涼しく六月の末