2006年07月
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›11 21, 2004
平成8年7〜12月分
Posted by cyuou at
14:43 /
Category:
B
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- 春採湖のハスの花十輪 白く咲し七月上旬 風は冷たくなびいている
- 汚染されている春採湖に ひときは冴える白色のハスの花に 我 救われる
- オオバン夫婦に二羽の子が誕生 白いハスの花が生まれた子に訪ねている 散歩道
- 春採湖すむ カモ夫婦にも六羽の誕生 夫カモは何処へ行くやら 人間の夫を思う
- 岸辺の水鳥 子育て真っ最中 親も子も区別つかず 散歩道
- 湖畔の風涼しく 気温は二十五度 波は静か空は青く 我の心 日本晴れ
- 夫婦の声高く 足は速く前に進む 声はうすれて行く 散歩道
- 先人の植えしハス 七月中旬花開く 先人の志し 赤・白の花に包まれる春採湖
- 先人の植えしハス 満開に咲き 春採湖を色どる 足どり軽く散歩道
- オオバン夫婦に二羽生まれし 子は餌をねだり 柔らかいさざ波 親が見守る 春採湖
- 点々と浮かぶボート 我思いし 六十年の前の 父と母
- 水鳥とハトも仲よく食を取るそばで 婦人は画を描く 湖面の西風 我の肌をなぜて行く
- 湖面はきらきらと光 森は濃い緑色に包まれ 平和の季節 人の世は悲しい出来が事多し
- 沼カモも海カモメに 追いやられ 水鳥の世界も強い者に占領されて ヨシの中
- 空は薄い灰色 湖面は鏡のような静かな水面 空気は生ぬるい八月末の春採湖
- 湖面は霧に包まれて 向い岸は見えず 聞こえるのは水鳥と小鳥の合唱の散歩道
- 秋・冬に備えて 若い水鳥は湖面で羽ばたきながら体を洗う姿 春採湖は平和なり
- 散歩道の朝 空は高く太陽は光 湖面のそよ風 すすきの穂を揺らす もう少しで十五夜
- 湖付近に住む トンボ・チョウは楽しく舞い 虫の鳴き声をまつ
- 十七号台風通り過ぎし 湖面を輝かす太陽 水鳥共と秋を満喫する 散歩道
- 散歩人点々と 目に緑 空はスカイブルー 透明の空気一杯 胸にしみる 散歩道
- 春採湖 波もなく鏡のような湖面 我すべりたし だが我の身重し まだ死にたくなし
平成8年6月分
Posted by cyuou at
14:40 /
Category:
B
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- 鱗(うろこ)のような水面を 小鳥は水平に飛んで行く 野は若葉色 我の心の色は空色
- 六月の風は心と頬を優しくうつ 身体は満風につつまれくる
- ボート屋のおばさん 赤顔で背を丸くして客を呼ぶ声 湖に若々しく響き渡る
- 湖の小鳥 雌鳥を追う雄鳥は愛に夢中 我の1メートル近くまで 我とっさに腰を落す
- 南より迷いし鳥一羽 今日も湖岸の草原にたたづむ 今から秋が心配
- 六月の中旬だと言うのに カッコー カッコーと鳴く声 春採湖にこだまする 湖面は鱗(うろこ)模様
- 散歩道 緑にうまって人の頭が動いて行く 春採湖も六月中旬
- フナも紅くなって恋の時期 尾を合わし体をすり合わしている ベンチにも若い恋人 当てられぱなし 散歩道
- 点々と水遊びしているオオパン 風は南風 波はさざ波 水鳥は幸のまっただなか
- 木・草のびる春採湖 隠れては見える 緑の散歩道
- イタドリ二・三メートルに延び 我をつつむ 葉の先まで緑の色 奥ふかく包む
- 湖面はどんより 草は若草色より少し濃い緑 空はマリンブルー 鳥の姿なし風は淋しく すずしい春採湖
- 散歩道 半袖シャツの若人 歌を唄いながら通り過ぎる 風は涼しく六月の末
平成8年5月分
Posted by cyuou at
14:39 /
Category:
B
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- 小波立つ春採湖 太陽の光受け 水鳥の春をいとなむ
- 幸せ三分の一 不幸せ三分の二 世の中は不幸なり
- 杖をついて背を丸めて歩く老人 今日は犬に引っ張られて 背をぴんと歩く散歩道
- 今日はメーデー 我の頭より記憶がうすくなって行く 旗の波
- 冬もようやく過ぎ 五月の陽射しを受け 時を過ごす 水鳥の群れ
- 水鳥の親はヨシの中 湖面は小波 うす青色の春採湖
- 石碑 赤・黄・白の花に囲まれて えびす顔 空は五月のどんより雲
- 大雨でヨシの中の巣は 水につかり水鳥夫婦 湖面をうらめしく見つめている
- 頭・胸・背は黄土色の水鳥 五月末だと言うのに 故郷に帰らず湖岸にたたずむ
›11 20, 2004
平成8年4月分
Posted by cyuou at
21:57 /
Category:
B
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- 若夫婦 男の子供二人つれて シャボン玉吹く 子供はシャボン玉を追いかけ 空を仰ぎ 手をたたく
- 湖面の中心に穴を開けて 何を研究しているのか 全員首を下げ 氷とにらめっこしている
- 昨日、今日と気温6度 氷も所々ヒビが入り 溶けるのは四月の何日頃になるだろう
- 男女の幼児 砂でままごと 二十年後は 頼もしいカップル 一組
- 雪解けし若妻と子供 自転車で抜いたり抜かれたり 子供は負けて大きな声を出して 泣き出す散歩道
- 四月初めと言うのに 風は冷たく もくもくと走る少年一人
- ガケの野菜園より 小さな山花を取る老夫婦 我 注意しようとするが 勇気なし
- 我 五十八年前 母をなくし 朝に手を合わし イガグリ頭を下げ 丈夫な身体をくれて感謝する
- 我 母の二倍も生きて 母へのお返しは 生きる道 涙 涙 涙
- みぞれ雪 今日は幼稚園の入園式 新品の服を着て引っ張られて行く 若夫婦
- 新一年生 ピカピカ服にランドセル背おって 帽子はあみだにかぶり 何を夢みて走るのだろう
- 新入生に学校 面白いと聞けば 面白いと 手をつなぎ大手を振ってさって行く 我も遠い孫の顔が浮かぶ
- 氷解けし散歩道 捨てられし半年の塵 我せっせと拾う 今の世は「さかさま世」我腰の痛みを案じる
- 美しい服を着た老夫婦 散歩道をゆうゆうと行く 古い服を着た老人は、ビン・カン・紙を拾ってはゴミ箱へ 我考える・・・これでいいのかと?
- 歩こう会の話に花が咲いて 今年も歩く事、口約束の友に 楽しみがつのる
- ようやく春採湖の氷も解け 大ガモ夫婦鳴きながら 愛を確かめ合う ヨシの中
- 空は曇り風は生ぬるく 水鳥の鳴く声 遠くに聞こえる
- 四月のなまり色の空 春採湖に雪が降る 水鳥が点々と頭をたれ 湖とにらめっこしている
- 水鳥も 食を求めて春を待つ 共に生きている姿を見つめているようだ
- 北風に押されてまいとして 頭を下げて背に向け 懸命に生きるカモメの 群れ
- 水鳥の春 水面に空に生きる喜びを 身体一杯に満喫しているようだ
›11 08, 2004
平成8年3月分
Posted by cyuou at
18:20 /
Category:
B
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- もがもの夫婦は 小さな水たまりで 食を採りたし 食は無し かもめ夫婦は 水を飲んで 空を見上げる
- 二色の石炭車 今日も走り続ける あと何年続くのかしら 心淋しい 曇りの日
- 二匹の犬に 引かれて行く老夫婦 共に汗をかく 散歩道
- 昔は波高く 砂浜なり 今は、人口浜 波低し 陸に揚がりし小舟 春をまつ
- 昆布畑 昔は流氷が人を助け 今は、機械とカヤクで 人を助ける
- 今日は雛祭 北風冷たく 氷は解けじ 淋しい春採湖
- 氷解けじ 北風さけて ヨシの中 水鳥九羽 春をまつ
- 三月のぼた雪 足はだるし あごは出るし 散歩道
- まだ降りし雪は 湖面を白くし トビは鳴きながら 空を舞う
- 太陽の光強く 北風はつめたく 彼岸は目の前なりしも 湖面はいまだ雪の野原 春採湖
- 飛行機雲 長〜く 長〜く 流れて行く 青空の春採湖
- 道端に点々と 投げ棄ててある 空き缶 今は資源の宝
- 人工のレンガ道 浅く積もりし雪 三月の陽を受けて 輝きながら 解けて行く
- 濃霧の春採湖 時折、湖面を照らす陽の光 灯台の霧笛が遠くに聞こえる 春は近くまで来ている
- 生活用水 濁った色 海に流れて 人は首をひねる
- 三月のぼた雪 小枝にぼったと着く 雛人形のように美しいく
- 灯台の濃笛 ポァー ポァーと 岬にこだまし 春の夜霧をまつ
- 一組の夫婦 肩をならべて 今よりも あの世までの二人の散歩道
- 北雪におされながら 下る友愛の散歩道 まだ彼岸中
- 老夫婦 共に立ち止まり 腰をたたき合う 散歩道
- 一歩二歩 一歩二歩と 散歩する老人は あの世まで続く 宿命の道
- 雪の谷を駆けおりて行く ちょっと待て そこは危ない 若者よ
- ワィーワィーガヤガヤと 園児を乗せて走る赤・黒の汽車バス 雪をかぶって今日はお休み 明日は出番をまつ
- 毎日通る散歩道 変化なしやと見れば 道端に緑の芽が顔を出し春を 呼んでいる
- 散歩する老夫婦 頭から足の先まで同じ色 愛を感じる あの世まで あのスタイルで行くのかしら
- 白雪は解け 透明の氷になり ハクセキレイはヨシにとまり チュチュンチューと 春を呼んでいる
- 夫婦カモ 我に近づくが 餌をやりたし 餌はなし 仲の良いカモに あてられぱなし