›11 21, 2004

平成８年７〜12月分

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  1. 春採湖のハスの花十輪　白く咲し七月上旬　風は冷たくなびいている
  2. 汚染されている春採湖に　ひときは冴える白色のハスの花に　我　救われる
  3. オオバン夫婦に二羽の子が誕生　白いハスの花が生まれた子に訪ねている　散歩道
  4. 春採湖すむ　カモ夫婦にも六羽の誕生　夫カモは何処へ行くやら　人間の夫を思う
  5. 岸辺の水鳥　子育て真っ最中　親も子も区別つかず　散歩道
  6. 湖畔の風涼しく　気温は二十五度　波は静か空は青く　我の心　日本晴れ
  7. 夫婦の声高く　足は速く前に進む　声はうすれて行く　散歩道
  8. 先人の植えしハス　七月中旬花開く　先人の志し　赤・白の花に包まれる春採湖
  9. 先人の植えしハス　満開に咲き　春採湖を色どる　足どり軽く散歩道
  10. オオバン夫婦に二羽生まれし　子は餌をねだり　柔らかいさざ波　親が見守る　春採湖
  11. 点々と浮かぶボート　我思いし　六十年の前の　父と母
  12. 水鳥とハトも仲よく食を取るそばで　婦人は画を描く　湖面の西風　我の肌をなぜて行く
  13. 湖面はきらきらと光　森は濃い緑色に包まれ　平和の季節　人の世は悲しい出来が事多し
  14. 沼カモも海カモメに　追いやられ　水鳥の世界も強い者に占領されて　ヨシの中
  15. 空は薄い灰色　湖面は鏡のような静かな水面　空気は生ぬるい八月末の春採湖
  16. 湖面は霧に包まれて　向い岸は見えず　聞こえるのは水鳥と小鳥の合唱の散歩道
  17. 秋・冬に備えて　若い水鳥は湖面で羽ばたきながら体を洗う姿　春採湖は平和なり
  18. 散歩道の朝　空は高く太陽は光　湖面のそよ風　すすきの穂を揺らす　もう少しで十五夜
  19. 湖付近に住む　トンボ・チョウは楽しく舞い　虫の鳴き声をまつ
  20. 十七号台風通り過ぎし　湖面を輝かす太陽　水鳥共と秋を満喫する　散歩道
  21. 散歩人点々と　目に緑　空はスカイブルー　透明の空気一杯　胸にしみる　散歩道
  22. 春採湖　波もなく鏡のような湖面　我すべりたし　だが我の身重し　まだ死にたくなし